OMAN navi !! (オマーンへの誘い)

Kat'sさんの旅行記

 
 
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  • 2006 年 12 月 29 日 〜 1 月 7 日
  • 写真・旅行記
  • 愛知在住:Kat'sさん
 

 29 DEC 2006

セントレア
セントレア

夜、正月休みの日本人で満席のエミレーツ航空でセントレアを出発。
当日の朝、降雪があり一部国際線が運休になったが、無事出発して一安心。
オマーンは 4 年ぶり 3 度目、昨年訪れる予定がずれ込んでしまったのと、今回は初めて訪れる予定の場所が多く、
海外初レンタカーということもあり少し興奮気味である。
初めてのエミレーツ航空の感想はモニター関係は画質も操作性も良いが、シート周りが狭く感じた。
個人的にはシンガポールエアーのほうが好きだが、直行便の魅力には勝てない。

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 30 DEC 2006

山羊カレー
山羊カレー
Al Jabal Al Akbhar
Al Jabal Al Akbhar

早朝、定刻 Dubai着、乗り換え後 1 時間以上遅れて Muscat着、ターミナルへ向かうバスの中でホームページの制作者さんと連れのご夫婦と合流。
今回は最初の 2 日間は 5 人旅である。
クリスマス休暇であろうか、西洋人それも家族連れが多い。意外にも日本人の姿もちらほらとみうけられる。
レンタカーを借りていよいよ旅のスタート、今日はならし運転を兼ねて制作者さんの後についてAl Jabal Al Akbharへ。
私は全く知らなかったが、Eid Holiday (Eid Al Adha)の真っ最中でほとんどの商店や食堂はお休み。
しかし、Birkatからの高原道路は素晴らしい!傾斜は結構急だが新しい舗装路で気分は上々。
舗装路終点の街からラフロードの枝道へ、この道も舗装路以上の急斜面でとても楽しい道。
谷を降りた終点にある小さな村の一軒のお宅でコーヒーとデーツをご馳走になる。
Eidの祭りの準備であろうか、家の前ではカレーを作り、家の中には解体されて間もない山羊の肉が並んでいた。
レバーが綺麗なピンク色ですごく旨そうであった。
久しぶりのオマニコーヒーとデーツが旨い!カレーも試食させてもらったが、辛いが旨い!
こうした偶然のふれあいは個人旅行ならではの楽しみである。
シンプルな家だが、家の前には新しく大きいランクルがデンと停まっていて、ご主人は誇らしげであった。
4 年前と較べてオマーン全体にクルマが綺麗になったように思う。特にタクシーはものすごく綺麗になったと感じた。
Muscatへ戻り、夜は Al KhuwayrのRadisson SAS の前のオープンレストランへ、制作者さんご馳走様でした。
宿泊は制作者さんご用達の Sheraton。いい部屋をありがとう!

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 31 DEC 2006

Rustaq Fort
Rustaq Fort
Mt Rustaq
Rustaq 山岳

今日は Rustaq と周りの山岳地帯めぐり。Muscat からは広くて快適な道路が続く。 最初に Hazm Fort へむかう。門は閉まっているが制作者さんの押しで中庭に入れてもらう。 フォートは Eid Holiday とは関係ないようだ、閉まっているのは改装のためだけらしい。 警備の人にライフル銃を持たせてもらう、流石に本物は重い。
雑談のあと Rustaq Fort へ。外国人観光客の団体がいて中は結構にぎやか、でも彼らは短時間の滞在で行ってしまった。 地域の中心だけあって大きく立派なフォートだが、城壁は改修されておらず時間の流れを感じる。 Eid Holiday のため昼食は G.S のコンビニでスナック。中東っぽいものではあるが、味気ない。
いよいよ Rustaq の山岳地帯へ、途中の村でまたもやコーヒーをご馳走になった。 今回は山羊?の干し肉やエジプト産のオレンジまでいただき、感謝感謝でした。 女性陣は家の中にいる現地の女性や子供たちとの交流に大騒ぎ。やはり女性のほうが馴染み易いようだ。
勝手な解釈だが、イスラムは男性社会なので女性が外の世界と触れ合う機会が少ない、なのでよそから来た女性を歓迎するように思う。
ラフロードに戻ってさらに奥を目指す。今回走っていて気がついたのは、何にもない荒れた道路の脇に必ず電線が走っていることだ。 ということはこの先に町や村があることを教えてくれると同時に、インフラ整備がしっかりしているなと関心させられた。 こんな山の中で Dubai ナンバーの西洋人たちは家族連れでキャンプしている。Dubai と違って緑の山があるということはオマーンのいいところである。 行き止まりの村の手前で引き返して幹線道路まで戻る。ここで制作者さんたちとはお別れ、2日間ありがとう!
今からはいつもの二人旅である。宿泊地の Sohar へ、宿は Al Wadi Hotel。 ここは日本人の宿泊者が多いのか、ロビーのテーブルに日本の漫画本が一冊、翌朝は数冊に増えていた。 夕食は Sohar Beach Hotel まで行ったが、屋外のカウントダウンディナーブッフェしかなくとても寒かった。 カウントダウンも特に盛り上がらず、早々に引き上げる。やはり大晦日は Muscat で迎えるべきか?

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 1 JAN 2007

Ibri
Ibri近郊の遺跡
Bat
Bat Tomb

今日は世界遺産である Bat の Tomb と Ibri Fort を見学して Nizwa まで、途中時間があれば Al hoota Cave に寄る予定。
その前に Sohar Fort に立ち寄るが、閉まっている。周りの公園も荒れている、管理していないのだろうか? Bat までは Sohar から内陸の道を行く。地図では途中が未舗装の表示だったが今は全線舗装路され快適な道路だった。
思ったとおり道に迷って現地の人に尋ねながらやっと Bat Tombに到着。 道路の標識はしっかりしているのに世界遺産までの標識は無い。力の入れようがどこか違うと感じる。 遺跡の保存もしかり、金網のフェンスで囲っているだけ。
綺麗に立て直す必要はないと思うが、世界遺産でなければ研究者以外きっと誰も来ないと思った。 幹線道路に戻り昼食。ここで食べたフィッシュビリヤニが今回の旅行で食べたビリヤニの中で一番旨かった。 Ibri に出て Fort を探すが、よくわからないので洗車してもらう間に場所を教えてもらおうと思い洗車場へ。 働いているのは全て東南アジア出身と思われる出稼ぎの労働者たち、30 分ほどかけて手洗いし綺麗にふきとりまでしてもらってたったの O.R1。
後日 Muscat でたいして汚れの落ちない機械式の洗車でも O.R 1.5 もしたというのに、この料金で彼らにはどれだけの収入になるのか? 座って待っているだけの現地の人たちはあーだこーだとあれこれと注文をつけている。厳しい現実をみせつけられた。
教えられた通りに行ったが結局 Ibri Fort は見つけられず、かわりに昔の住居の遺跡に出会った。 現地の人の許可をもらって入ったのだが、凄く気にいってしまい迷路のような遺跡を結構な時間楽しんだ。場所の名前は忘れてしまった。
今日思ったのは、現地の人は右と左を間違うことが多い。 Bat で右を差しながら Left と云われ、指摘すると Right と言い直していた。 あとで確認すると、BatでもIbriでも左右反対と考えると正しい方向であった。これからは注意が必要だ。 夕方になったので Cave は飛ばして、今夜の宿 Safari Hotel に向かう。
Google Earth で見当をつけた場所だった。ここで、全てのホテルでアルコールが飲めるわけではないことを知る。
夕食はビールを求めて Faraj Daris Hotel まで行ってしまった。

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 2 JAN 2007

Wahiba Sands
Wahiba Sands
Wahiba Sands
Al Rama Camp

オマーンについてから運転のしどうしなので、今日は少しゆっくり出発。夕方までに Wahiba Sands の Al Raha Camp へ移動。
Ibra へ向かうショートカットの道の曲がり角がわからず Sinaw まで遠回りしてしまう、仕方ないのでここでジュース休憩。 市場付近でフル装備の若い現地女性に遭遇、外出用の黒い衣装だが体にフィットしていて、マスクは顔全体を覆っているが目の部分が大きなメッシュになっていて、その奥からはっきりとした化粧の目がこちらをじーっと見つめているではないか。
きっと珍しいものをみているのだろうが、みつめられるこちらがどきっとするような美しく鋭い眼差しであった。 Al MintaribのFort をちらっと覗いて、いよいよ砂漠へ。 Al Raha Camp までは 20 分ほどで問題なく到着。 今回は砂漠自走を心配していたが、あっけないほど簡単だった。次回はもっと奥へ行こう。 途中、歩いているペドウインの少年をピックアップ。
言葉が通じないのでどこからどこへ行くのかわからないけど、ペドウインにしてはとても太った少年だった。 Camp では夕食までの時間に丘に登って夕日を眺めた。素足に砂の感触が心地良い。 周りでは外人たちが4駆でアップダウンヒルを繰り返していた、静寂や風の音を楽しむには個人的にCampするしかないのだろう。
近くのCamp跡地で小さい子供たちが夕日が沈んでもまだ遊んでいたが、どこへ帰っていくのだろうか、見渡す限り家らしきものは見えないのだが。
夕食後、現地人のグループの宴会に誘われた。眠かったが一杯だけといって上がり込む。 聞くと、カーディーラーのオーナーとか高級 Villa のマネジャーとか貿易商とかのお金持ちのグループで、 3 日かけて砂漠を横断してきた帰りだそうだ。
「皆アルコールを飲んでいたが、住んでいるMUSCATでは決して呑まないと云う、建前と本音を使い分けているようだ」
Camp ではアルコールがでないので、この宴会でのワインが腹にしみた。早々に部屋へ戻る。彼らは2時くらいまで騒いでいたらしい。
満月で星はあまり見えなかったが、思ったほど寒くなく素敵な砂漠の夜であった。

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 3 JAN 2007

henna
ヘンナ
海亀
海亀

朝食後、SurSurに住んでいるオーストラリア人の女性に誘われて、彼女の友人のペドウインの家を訪問することになった。
砂漠の中と思いきや、砂漠の入り口の「家」に住んでいた。突然の訪問にも快く迎えてくれ、またもやコーヒーとハルワをご馳走になる。
女性陣は手にヘンナ、顔に化粧をしてもらい、私にも民族衣装を着せてくれたりと楽しい一時を過ごす。 若い娘さんが多く、彼女たちの衣装や化粧がとても綺麗である。 外出の時はその上に黒い服を着なけらばいけないので、家の中では色とりどりの衣装を楽しんでいる様子がよくわかった。
ときたま頭にかぶっているスカーフを直すときに顔全体が見えるのだが、全く印象が変わって少し驚いた。 ペドウインの飾りを少し買ってお暇する。
Jaalan Bani Bu Hasan と Ras Al Hadd の Fort を見学して海岸道路を走って Sur へ入る予定だったが、変更してオーストラリアの女性を自宅へ送りがてらそのまま Sur へ向かう。 彼女のお気に入りの Al Ayjah の Light House に寄ってしばし休息、久しぶりの海が蒼い! 今日の宿は Sur Beach Hotel。少し古いが部屋の前が海で気持ちいいい。 夕食後、海亀の産卵の見学に Ras Al Jinz に向かう。道路は全線舗装路で 40 分ほどで到着。 ゲートでは新しい建物を建築中で観光施設として整備しているようだ。 後で考えると払わなくても良かったのだが、一人 O.M 3 払ってゲート内へ。一日 80 人の入場制限には間にあったようだ。
風が強い、そんな中でキャンプしているグループが結構いる。 暫くして注意事項の説明のあと皆で現場へ、とはいってもシーズンではないので見れるかどうかは「神のみぞ知る」である。
今日も満月、ガイドによると満月の夜は天敵に襲われ易いために上陸しないことが多いという。 いい加減に待ちくたびれたころ、上陸の知らせ。体長は 1 mほど、まだ若い亀だ。 産卵の場面は見られなかったが雰囲気は味わえた。おまけに最近生まれた小亀に触らせてくれた、でもいいのだろうか?と思いながら手のひらに載せる。 甲羅の長さ 7〜8 cm、前足?も 5 cm位ありからだに較べて大きい。前足の前の縁に沿って爪?のようなとがったものがいくつか並んでいる。
ホテルに戻りベットに入ったときには日付が変わっていた。

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 4 JAN 2007

mutrah
White Beach
mutrah
Mutrah Souq

今日は海岸沿いを Muscat へ帰る。 Qalhat の遺跡を見学、改修工事中だったが中を見せてくれた。建物内には点々とハルワが落ちている。 作業員の休憩の跡だ、出稼ぎの作業員にとっては特に興味のない建物なのだろう。最後には勿論チップをせがまれた。
新しい道路を建設中で地道と工事中の舗装路を行き来しながら Wadi Shab へ。 舗装したたけで、カードレールも車線ラインも引いてない道路を走れるなんて、なんて消費者思いなんだ(笑)と考えながら、日本とは違う文化だと改めて思う。 Wadi Shab は奥にあるプールまでが思ったより遠い、しかし静かで気持ちがいい。 プールでは外人たちが盛んに飛び込んだり泳いだりしているが、私には寒過ぎる。次回は是非夏に来て泳いでみたい。
ここも入り口あたりで工事をしていた、観光施設として整備するのだろうか。 休憩の後、再び Muscat へ向けてクルマを走らせる。途中いくつかのWadiで舗装路が流されていた。 途中の村で Omani の少年 2 人をピックアップ。そろそろシンクホールのはずがラフロードにでてしまった。 どうらや少年たちと話しているうちに通り過ぎてしまったみたいだ。 仕方ないのであきらめて Qurayyat を目指す。凄いアップダウンの荒道だ。 少し離れたところに新しい道路が舗装前の状態で見える、少年たちに尋ねるがまだ走れないようだ。 Qurayyat で少年たちを降ろし、一路 Muscat へ。思いのほか早く到着したので Mutrah Souq の入り口でお茶をする。
入り口あたりは綺麗に整備されオープンカフェでは多くの旅行者が休んでいた。 王宮付近の整備が終ってとても綺麗になっていた。
話の種にとAl Bustan Palace Hotelへ行こうとしたがVIPでも泊っているのか、入り口の門のところで追い返されてしまった。 気を取り直してホテルへ、今夜から 2 泊はカイロのシンドバットさんの定宿、 Ramee Guestline Hotel。 シンドバットさんのいうとおり、従業員の態度が気持ちいい、部屋もベットも広くバリューは高いと思う。 さらに私達にとってはビールが安いことが良かった。今回の旅行で一番安かった! クルマを返す、約 2200 Km平均燃費 7.8 Km/l、無事故でよかった。

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 5 JAN 2007

mutrah
Qurm Beach
mutrah
Mutrah

今日は金曜日、町はお休み。午前中は暇つぶしと土産の物色にCCCへ。
午後は Qurm Beach を散策、Sheraton Qurm Beach Hotel まで砂浜を往復。 この砂浜は気持ちがいい。広くて静か、遠浅なので一日で景色がいろいろ変わる。 日差しは強いが水は冷たい。とても泳げたものではないが、相変わらず西洋人は強い、けっこうな人が泳いでいる。 休みだからか現地の人たちもたくさんピクニックをしている。
Jawhat Al Shatti Complex のカフェで昼食、中国系と思われる従業員が多い。 Sheraton Qurm Beach Hotelでは和食の店を発見、ガイドブックにも載っていないようなので美味しくないのだろうか?
夕方、ハルワとお土産をを求めて Mutrah Souq へ。相変わらずこの雑踏は面白い。 入り口は改修されたが中は以前のままだ、と思っていたら天井が味気ないものに変わってしまっていた。 Mutrah の街の入り口も綺麗に整備されていたが、なんだかとってつけたように感じた。 夕食は Marina Hotel へ。ここのホテルの屋上レストランは Mutrah 全体が見渡せる眺望がいい。 しかし前回よりかなり値上がりしている。 Hotel としては安宿クラスだが、レストランはいい値段している。

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 6 JAN 2007

Dubai Creek
Dubai Creek

今日は Dubai へ移動。チェックアウトの後ホテル玄関でタクシーを探すが肝心なときにいない。
結局、ホテルの従業員のクルマで送ってもらうことに。 空港の免税コーナーには Dubai を習って賞品のクルマがドンと置いてある。なんと Hummer H3 、親米か? 初めての Dubai City はまるで一昔前のシンガポールのように感じた。
出会うのは労働者ばかり、アラブ人はほとんど見かけない。 けっして嫌いな雰囲気ではないが、オマーンのほうがアラブっぽく素朴な感じで好きだ。
Sharjah で昼食と買い物の後、再び Dubai に戻り Gold Souq へ。 この量には圧倒されるが、一般庶民には遠い存在だと思った。 ローカルバスで空港へ、やはりオマーンがいいと思った一日であった。

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 7 JAN 2007

Sharjah
Sharjah

早朝の待合室で偶然にもアフリカ帰りの友人夫婦と出会いセントレアまで一緒に帰る。
帰りの機内は意外にも外人も多かった。それも欧米系、アジア系、その他いろいろ。
名古屋も国際的になったものだ。
ほぼ定刻にセントレア着、天候は雨。今すぐにでもオマーンに戻りたくなる。
この日は強風で国内線全線と一部国際線が運休になったらしい。
行きも帰りも無事に飛んで、運に恵まれた旅であった。
また今回の旅でいろいろな人のアドバイスを頂いた。心から感謝しています、ありがとう。

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 旅程表

名古屋→Dubai
Emirates機中泊
Dubai→Muscat→Al Jabal Al Akbhar→Muscat
マスカット宿泊
Muscat→Rustaq→Rustaq山岳地帯→Sohar
ソハール宿泊
Sohar→Bat→Ibri→Nizwa
ニズワ宿泊
Nizwa→Al Mintarib→Wahiba Sands
ワヒバ砂漠宿泊
Wahiba Sands→Sur→Ras Al Jinz→Sur
スール宿泊
Sur→Qulhat→Wadi Shab→Qurayyat→Muscat
マスカット宿泊
Qurm Beach散策、Mutrah Suq散策
マスカット宿泊
Muscat→Dubai→Dubai City散策→Sharjah→Dubai
Emirates機中泊
Dubai→名古屋
 
 
愛知在住 Kat's さんからの旅行記リポートに感謝いたします。
このページ (Kat's さんの旅行記) の写真は全て Kat's さんより提供されたものを使用しております。
 
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