OMAN navi !! (オマーンへの誘い)

Hiroさんの旅行記

 
 
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salahlah
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  • 2006 年 9 月 4 日 〜 9 月 11 日
  • 写真・旅行記
  • カイロ在住:Hiroさん
 

 4 SEP 2006

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マトラ

ガルフ・エアーで、カイロから満員の直行便でマスカットへ。
3 度目のオマーンと、初めてのドファールに期待と不安の入り混じった気持ちで、やや興奮気味に出発。今回の目的の、緑の中のラクダと霧の写真が撮れるといいのだが…。到着が 30 分遅れ、荷物が出てくるのに更に1時間もかかってしまう。税関を通ったのが夜 11:30 頃。電話しておいたいつものドライバーのKが、1時間半近くも待たせてしまったのに笑顔で迎えてくれ嬉しい再会をする。
クルム・ビーチのラミー・ゲストライン・ホテルについたのは、深夜 12 時近く。
このホテルには毎回泊まるのだが (以前のホリデイ・ヴィラ)、静かで、ビーチから歩いて数分、レイト・チェックアウトも可能で、設備も部屋もまあまあ良い。

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 5 SEP 2006

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ジャブリン城

朝食後にKが迎えに来てくれ、バファラへ。城壁が想像していたより小さく地味だったが、長い時の流れを感じた。
陶器製作所はKは知らないようで、OMAN navi !! の地図を頼りにあちこち聞きながら、やっとたどり着く。 この日は職人さんがオマーン人 1 人以外は皆インド人だったので、オマーン人のおじいさんを撮らせてもらう。伝統工芸にまで外国人とは、やや残念に思った。
そこからジャブリン城へ。外から見るとなんてことない普通の地味な城なのに、中に入ると素晴らしいアラブ芸術の建築でここには感動する。
城の外では蜂蜜が売られていた。おじさんいわく、名産物だそうだが、初耳だった。
ひさびさのニズワに寄って、ビン・アテイックでビリヤニとヨーグルト・サラダの昼食後にミスファへ。ここもKには馴染みが無い様で、途中なんどか道を聞きながらやっと到着。岩の上に建築物があり、のどかな椰子の木の生い茂ったミニチュア版イエメンという感じがした。
マスカットに戻ってからは、ホテルでメール・チェックをした後、夕方頃から静かなクルム・ビーチでのんびり日が沈むまで泳ぐ。夕食はホテルで。このホテルの食事はオマーン料理、中華料理ともに美味い。

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 6 SEP 2006

qrurm
クルム・ビーチ

朝は観光はせずに、またゆっくりクルム・ビーチで泳いでリラックスする。昼食はKとインド料理店で魚を食べてから、午後の飛行機でサラーラヘ。
出発が 1 時間以上遅れて、到着したのが既に暗くなってから。期待していた雨は降っていなかった。
湿気がマスカットよりあるようで蒸し暑く、予想していたほど涼しくなかった。
ネット予約でハッファ・ハウスでのツインのソロ・ユーズにしたのだが、部屋がかなり広くウエルカムフルーツまで用意してあり満足。ただし、このホテルは若干壁が薄いようで隣の部屋の話し声が少し聞こえた。この日は、次の日のドライバー探しをして、ショッピング・センターのルルを覗いてジュースなどを買い込んだ後に、夕食はホテルですませる。レストランに客が居なかったので、インド人のウエイターと話しこむ。ここのホテルの野菜カレーはかなり不味い。ドライバーは道端で親切そうな顔をしたタクシー・ドライバーを止めてエジプト方言のアラビア語で交渉。最初は 4 時間と言ってきたのだが、時間制限無し、追加料金無しにしてもらい、好きな場所に好きなだけいれる事にして、交渉成立する。サラーラのタクシーには覚悟してきたのだが、予想外に交渉が簡単なのには驚いた。カリーフがほぼ終わってアラブ人が引いた時期だった事が幸いしたのかもしれない。ただし、エアポートのタクシーは値段交渉するだけ無駄なようだった。

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 7 SEP 2006

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アイン・タブラク

朝起きると曇り空の良い天気。曇り空を見て「良い天気だねえ」とドライバーを会話するのも、サラーラだからこそ成り立つのだろう。
8時出発でまずはターカ城へ。途中、夢にまで見た緑の中のラクダの群れに何度か遭遇し大感動!サラーラに来て良かったと嬉しい気持ちになる。
何回もあちこちで止まって写真を撮りながら、ゆっくり移動。ターカ城は小さな城だったが、住んでみたくなるようないい雰囲気。
マルバートでは弱いシャワーのような雨が降ってくれ、雨の無いカイロから行ったので喜こんでいる私を見て、ドライバーもなぜか嬉しそうにニコニコ。イエメン風モスク (墓地)は、何度も写真で見ていたので、雨の中の実物を見て、やっと来れたんだ、と感慨深かった。フォートは地味だった。
コール・ルーリの遺跡は修復されていないので、私には何が何だか分からずに周りの景色の写真だけ撮って早めに移動。
ワデイ・ダルバートは期待した以上に素晴らしい緑に覆われていて、下の谷では迷子になりそうになり、山上では小さな湖がエメラルド・グリーンで奇麗だったので時間を忘れて写真を撮りまくる。その後、ドライバーのサービスでリクエストしてなかったアイン・タブラクとアイン・ラジーズへ。アイン・タブラクには小さな滝があり、アイン・ラジーズには小さな洞窟がいくつかあり、のどかな雰囲気に癒された。 遅めの昼食 (キング・フィッシュ)をドライバーと一緒にビン・アテイークでとってホテルに着いたのが既に4時過ぎていた。
この日のドライバーはいい人だったが、ソハ−ル出身で土地勘がイマイチだったので、他のドライバーを探し、運良く山に住んでいるジャブリー語も話すAが見つかり、次の 2 日間をお願いする。ハッファ・スークを覗いた後に、夕食はインド料理店でオマーンの肉厚で美味しいイカを食べ早めに就寝。

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 8 SEP 2006

salahlah
ジョブズ・トム

朝起きると残念ながら晴天。山にラジーズを体験しに行くのを諦めて、昼食(海老のビリヤニ)後から夕陽を狙ってのドライブに。Aが 1 時に迎えに来てくれ、まずはアイン・ジャルジーズへ。泉への道が車のドアの窓の下くらいの深さの水溜りのようになっていて、その中を無理に走ったら水がどこか内部に浸入したらしく、1 日中変な水の音がしていた。カリーフの水溜りが残っているうちは4WDが必要に思ったが、Aは特に気にする様子も無かった。途中パノラマ・スポットも見せてくれ、素晴らしい山の景色に感動。何度も止まりながら、気持ち良い山をドライブしジョブズ・トムへ。その近くの、オマーンでは珍しく皆が水タバコを吸っている眺めの素晴らしい古いカフェで、観光中なのもすっかり忘れてゆっくり一服してから、マグセイルに向かう。途中、舗装されていない横道に入り、草原が広がった先の岸壁やビーチまでが緑で覆われた海岸に連れて行ってくれ、珍しい景色の素晴らしさに感動。ここの草原でも凄い数のラクダに遭遇し大感激。ラクダ撮影中にサングラスを無くしたのだが、Aが一緒に時間をかけて探してくれラクダの大群の中で無事見つかる。運良く踏まれていなかった。そこからマグセイル手前で数羽だけ居たフラミンゴと夕陽の写真を撮り、マグセイルをイエメン方向に通り越して、薄暗くなってきた絶景ポイント横の乳香の木の谷へ。マグセイルのブローホールに戻ったら、既に日が暮れていたのにまだ 10 人ほどアラブ人の観光客が携帯電話のカメラで楽しそうに写真を撮りあっていた。Aが途中のモスクでお祈りした後にサラーラに戻り、Aお勧めのハッファ・スークの庶民的なイエメン料理のレストランで食事をし、ホテルへ着いたのが既に 9 時過ぎていた。夕食ではケバブを腹いっぱい食べたのに、コーラ付きで2人でたった 2 リヤルの安さ (イエメンより安くて美味かった!)。

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 9 SEP 2006

salahlah
アイン・サハン・ヌート

この日も困ったことに晴天。Aに電話してまた予定を変え、午前中はゆっくり遅めの朝食を食べてから、夕陽狙いの午後のドライブに。
アイン・サハン・ヌートに行く途中にラクダの肉の石焼の店を見せてくれたのだが、ラクダはどうも食べる気がせず、そのままアインへ。ここの泉は一番静かで奇麗だった。そのあとはAまかせで山をあちこちドライブし、砂漠への入り口では生まれて初めてラクダの砂風呂をする姿を見れて大感激。べドウインの夫婦がラクダを移動させようと忙しそうに動き回っていた。
その他にも素晴らしい絶景ポイントを何箇所も見せてくれ、Aや山で会ったAの友人のポートレイトを撮ったり、伝統的な上半身裸のような格好のジャバリーのおじいさんと遭遇したり、またAがけっこう話し好きだったこともあり、凄く楽しい 1 日だった。
山の上で夕方増えてきた雲の中に夕陽が沈むのをゆっくり見てからサラーラへ戻り、ファミリー・ブックショップに寄って、以前から欲しかった本を何冊か買った後、その本屋から数分の距離の中華料理の店で夕食。ここのレモンを使ったタイ料理が期待以上に凄く美味かった。
私がラザーズと霧が見たいと言い続けていたせいか、Aは私の帰国後に 「きょう山で霧が出たよ。またサラーラに来てください。」 と嬉しい国際電話までくれた良い人だった。

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 10 SEP 2006

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クルム・ビーチ (夕景)

朝、アル・バリートに行く。最初のタクシーには、市内のバリートという郵便局の前で降ろされてしまい、もう一台捕まえてやっと到着。ここも私には何だかわけが分からない遺跡だったのでほとんど素通りして、オープンしたばかりだという、遺跡入り口の博物館 (写真撮影禁止) へ。博物館はなかなかきれいに展示されていて、スタッフもにこやかでいい感じだった。この日は日差しが強烈になってきていた。
フルーツショップによりホテルへ。オマーン人のいるフルーツショップの写真が撮りたかったのだが、ここのフルーツショップもインド人やバングラデイッシュ人ばかりでがっくり。ココナツ・ジュースとパパイヤは美味かった。本当はルブ・アル・ハーリーにも行きたかったのだが、また来ることをAとインシャアッラーと約束し、マスカットへ飛ぶ。飛行機ではマレーシアに留学中というサラーラ出身の学生と興味深い話が出来、あっという間の飛行時間だった。マスカットではKが迎えてくれ、ホテルへ。
午後 3 時ごろから、クルム・ビーチで日没までのんびり泳いだり、同じように泳ぎに来ていたオマーン人と話をしたりする。引き潮の夕方は蟹が多く、足の親指を噛まれる。泳ぎ疲れたので、夕食はホテルで。

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 11 SEP 2006

muscat
バンダル・カイラン

朝食後、8 時に流しのタクシーをつかまえて、毎回立ち寄るマトラの魚市場へ。
マトラを少し散歩してからホテルに戻り、ほとんど誰も居ないクルム・ビーチで昼まで泳ぐ。浅瀬で小さな魚の群れが泳いでいる中、80 cm以上はある大きなエイが泳いで行き、かなりあせった。ときどき奇麗な水鳥も見かけるし、凄いビーチだ。
1 時にKが迎えに来てくれ、ルイのビン・アテイックで今回最後の昼食。物価が高いオマーンなのに、ここではロブスターの炒め物がまだたったの 3 リヤル (だったか 3 リヤル半) くらいで食べることが出来、美味かった。 食後、Kお勧めのイッテイとバンダル・カイランへドライブ。
岩山の間のドライブは、夕方行くときっと光加減で絶景に違いないなどと思いながら、日差しのあまりもの強さにイッテイではビーチを長く歩けないほどだった。
オープン・チケットだったので飛行機の日にち変更をしたい衝動に駆られたが、残念ながら今回はそうも行かないので気持ちを抑えてエアポートへ。Kと次回は 4WDを借りてジャバル・アフダルへ行くことをインシャ・アッラーと約束をし、夜 7 時に客のほとんど居ないガラガラの飛行機で大自然のオマーンから、大都会カイロに飛ぶ。今回も、短かったがのんびりとリラックス出来た素晴しい旅だった。どんなに面白い国でも3度も行けば大抵飽きるのに、明日にでもまたオマーンに飛びたい気持ちになっている。

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 旅程表

カイロ→マスカット
マスカット宿泊
バファラ、ジャブリン、ミスファの観光
マスカット宿泊
マスカット→サラーラ
サラーラ宿泊
ドファールの観光
サラーラ宿泊
ドファールの観光
サラーラ宿泊
ドファールの観光
サラーラ宿泊
サラーラ→マスカット
マスカット宿泊
マスカット→カイロ
 
 
カイロ在住 Hiroさんからの旅行記リポートに感謝いたします。
このページ (Hiroさんの旅行記) の写真は全てHiroさんより提供されたものを使用しております。
 
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