OMAN navi !! (オマーンへの誘い)

石川さんの旅行記

 
 
fort
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  • 2005 年 7 月 29 日 〜 8 月 10 日
  • 写真・旅行記
  • 大阪在住:石川さん
 

 29 JUL 2005

未明のドバイ国際空港
未明のドバイ国際空港

エミレーツ航空EK 317 便の出発時刻は予定より 10 分早まり 23時05 分に変更となっていました。実際に出発したのは 23時12分 で結局当初の出発時刻とさほど変わりませんでした。深夜便ではあるものの食事は 2 回提供されました。最初は軽食として 24 時頃、二度目は朝食として 7 時頃で、軽食と言っても十分ボリュームのある内容でした。機は、瀬戸内海上空を西へ進路をとり,上海あたりから中国大陸へ入り、雲南省の省都昆明上空からミャンマー、バングラディシュ、インドを経てパキスタンのカラチまで陸上を飛び、カラチからアラビア海上を行き、8 時 57 分、現地時間 3 時 57 分ドバイ国際空港に到着しました。
空港は早朝未明にもかかわらず、人々が行き交い活気がある免税店は一寸したショッピングセンターの趣でした。パスポートコントロールではインド人らの後に付いてしまった。こういう場合、大抵日本人の多い列に付くのが賢明なようでした。何故なら、日本人の手続きは「あっという間」に終わることが多いからです。外国人は手続きに時間が掛かることが多いからです。今回もインド人 1 人の手続きが終わらない間に、日本人4人の手続きが終わっていました。
空港のホテル予約カウンターで、希望予算の宿を紹介・予約してもらい、クロックタワーR/A及び Al Rigga 通りに近い EUREKA Hotelに投宿しました。

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 30 JUL 2005

Sur
バスチケット売場

投宿後一休みし、帰路便のリコンファームとマスカット行きバス乗り場の確認、及びチケットの入手に向かいました。エミレーツ航空のオフィスはクロックタワーR/Aを空港方面へ向かった一つ目の交差点(R/A)角にあり、オフィスはかなり混んでいました。 30 分ほど待っただろうか、リコンファームはものの 2、3 分で終了。「待った割りには」という想いが頭をよぎりました。
さて次は、マスカット行きバス乗り場の確認とチケットの入手です。Lonely Planet Arabian peninsula pp. 309 の地図では、エミレーツ航空のオフィスから 202 Al lttihad Rdをシャルジャ方面へ向かってすぐの交差点を左折したところがマスカット行きバス乗り場となっていました。数分歩き、地図に示された場所と思われる辺りに着きましたがバス乗り場らしきものは見当たらないのです。もう一つ向こうの通りへも行ってみましたが、違いました。道行く人に尋ねましたが、知らないとの返事でした。pp.359の本文を読み返し、「バスはAl Munhal Stationery Store 前から出る。」とあり、てっきりご立派なバスターミナルがあるものと決めつけていた自分が情けなかった。文具店は程なく見つけることが出来ました。店頭には、 「マスカット行きバスチケットオフィス」 の貼り紙があり、 8 月 1 日朝の便を予約しチケットを受け取り、念のためにバス乗り場と発車時刻を尋ねました。店の前から 7 時 15 分発車との返事があり、取り敢えず一安心しました。
午後は Deira Taxi Station からバスでシャルジャへ向い、ヘリテージエリアの博物館・セントラルマーケットを見て、宿へ戻りました。

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 31 JUL 2005

DXBfishmarket
ドバイのFish Souq

4系統路線バスでゴールドスークへ向かいました。バスは前乗り運賃先払いでクッロクタワーR/Aバス停からゴールドスークまでは、 1.5 Dhs (デルハム) でした。払いっぱなしではなく,ちゃんとレシート (チケット?) をくれました。
終点ゴールドスークバスステーションで下車し、ゴールドスークへすぐには向かわず、まずは生鮮食料品を扱うスークへ向かいました。野菜・果物・鮮魚・肉、その他と食材が豊富に並んでいました。鮮魚はおおかた日本でおなじみのものでした。鰯・鯵・太刀魚・鯖・鰹・マナガツオ・烏賊・海老etc、鮫も売っていました。海老は、地元ドバイ産、お隣のオマーン産、お向かいのイラン産と色々ありました。野菜も同様、日本でおなじみのものがほとんどでした。オクラ・人参・トマトにゴーヤもありました。これらの多くは輸入物です。インド・中国・パキスタン・バングラディシュ・フィリピンなどからの輸入です。ゴーヤはインド産とのことでした。
このスークで初めてデーツことナツメヤシを食べました。デーツ屋に勧められ試食すると、甘くて美味しい。黄色いものと赤いものがあり、黄色い方が甘みが強く、干し柿のようであると聞いていましたが、これは 「干し柿」 になる前の、実が熟して軟らかくなった状態に近い。結局デーツ屋にうまく買わされてしまいました。
この日はデーツを手に提げ、ゴールドスーク・オールドスーク・ドバイ博物館を見学し、Al Ghurair Centre で買い物をして終わりました。

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 1 AUG 2005

Alwajaja
Al Wajaja ボーダーオフィス

ドバイを出発して、約1時間一寸でマスカット行きバスはハッタR/Aを通過しました。バスのチケットを購入する際にハッタのボーダーオフィスに停車することを確認し、今朝も運転手に確認したのですが、やはり通じていなかったようです。旅立つ前、UAEのボーダーオフィスが国境ではなく、このハッタR/Aのハッタフォートホテル入り口にあるとの情報を得ていたのです。バスの発車直前に、運転手が検札する際に 「UAEの出国スタンプが必要だから」 と言いかけると、彼は遮るように 「分かってる、分かってる。」 と、しつこいと言わんばかりの返事でしたから...
「まぁ,何とかなるか.」と考えていると、バスは道路に面して建っている建物裏手に停車しました。乗客全員が下車させられました。 「U.A.E. Passport Section 」 と書いてあり、得ていた情報とは異なるが、とにかく出国手続きが出来るので一安心。やれやれ要らぬ心配だったようです。乗客数は私を含めて6人で、ほとんどがインド人のようでした。全員の手続きが終わるとすぐに発車し、程なく再停車しました。今度は手荷物にトランクの荷物を全てを降ろして荷物検査です。係官はザックの中身を申し訳程度に見ただけで検査は終りました。
再び出発、しばらくして立派な建物が見えてきました。Al Wajaja のオマーン側ボーダーオフィスです。ここでも全員下車し、入国手続きです。窓口に並び、係官にパスポートを手渡し、ビザの申請書を受け取り、記入後再び窓口に提出し、ビザ発給代金 6 R(オマーンリアル)をUAEデルハム ( 60 Dhs) で支払いました。パスポートを預けたまま運転手はバスへ戻れと言われ、パスポートはいつ返してもらえるのかと心配になっていましたが、バスに乗り待っていると、係官がバスの乗客全員分のパスポートを持ってきて手渡してくれた。要領を得ない私には、なんともややこしいことをするように感じた。
無事、オマーンに入国。その日の内にニズワへと向かった。

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 2 AUG 2005

Bahala
修復工事中の Bahala Fort

ニズワの街は小さいながらも、フォートとモスクを中心に美しい。小学生や女生徒達、家族連れとニズワフォートは意外に見学者が多かったです。フォートからの眺望はなかなかでした。ニズワの街の様子が手に取るように分かり、フォートの裏手からはデーツの樹が広がっており、街自体が緑に囲まれているといった様相でした。
インド料理の安食堂でベジタブルサブジとチャパティ、チャーイにサモサを食べ、締めて 500 バイザでした。さて、バハラフォートとジャブリン城へ行くべく、タクシー運転手と交渉です。二カ所を廻ってニズワに戻ると、10 リアルと言われました。今朝ホテルで尋ねた際は、 1 〜 1.50 リアルで行けるとのことでしたので、随分吹っ掛けられている。 「高いわ!」 と応じると、いくらがいいと言ってきたので、 「 1 リアル」 と答えるとそんな値段で行けるわけがないといった様子で 5 リアルで行ってやるとのことでした。だが、まだ高い。その旨を告げても全然請け合わなく、結局こちらの根負けして、この値段で行ってもらうことにしました。
ジャブリン城まで約 50 km、その途中にバファラフォートがあります。ジャブリン城は見通しの効くだだっ広い場所に建っており、遠くからもよく見えました。やや迷路のような城内を隈無く見て歩いていると、奥まった涼しそうな部屋で、インド人の家族連れがゴザを敷いて弁当を広げていました。お城へピクニックか?! 日本でも家族連れでお城の見学へは行くけど、姫路城の一部屋でお弁当を広げたりはしないな。と思いつつ、そそくさと立ち去ろうとしたら、写真を撮ってくれと頼まれてしまいました。
バファラフォートは今なお修復工事中で、外から眺めるだけでした。幹線道路のすぐ脇に建っており、周りは住居が建ち並ぶ。ガイドブックの写真からのイメージとはギャップがありました。そう言う点では、札幌時計台とよく似ていました。 

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 3 AUG 2005

GrandMosque
バス車内

ニズワからマスカットへ行くバス車内は、まるで市内バス様なつくりで長距離バスの趣はありませんでした。料金はマスカット (ルイ) まで 1.80 リアルで、往きは 3 リアルも取られたので、どうやら国営バス会社にボラれていたようです。
ニズワスークバス停を 8 時 50 分に発ったバスは、 11 時 9 分にルイバスターミナルに到着。スール行きは 14 時 30 分発でした。T/Cを両替しに近くの銀行へ行き、列に並んでいると警備員にここでは両替をしていないから隣の両替屋に行くように言われ、両替屋へ行くとT/Cは扱ってないと断られ、向かいの両替屋へ行けと言われました。正確には向かいではなかったもののもう一軒両替屋がありました。ここ (Oman United Exchange Co.) で漸くT/Cの両替が出来ました。レートは現金$ 1 = 0.3820 リアルに対し、T/Cでは$ 1 = 0.3750 アルでした。
Arab World レストランで昼食にFry Fishを食べました。1.40 リアル (ミネラルウォータ代を含む。)。こちらの料理はご飯 (この時はビリヤーニ) がこれでもかと出てきました。
スール行きのバスは 14 時 36 分に発車。料金は 3.80 リアルでした。運転手はターバンを巻いたインド人 (インド系オマーン人?) です。斜め後ろに座ったディシュダーシャを着た若者は、仲間と喋っては笑い、歌を唄いと終始ハイでした。到着予定の 18 時 45 分を大きく遅れ、すっかり陽が落ちた 19 時 30 分頃スールに到着。バス停からすぐのスールホテルに投宿しました。

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 4 AUG 2005

sur
ダウ船完成を 喜ぶ作業者達

スールはダウ船建造で有名です。その様子が見たくて造船所を訪ねました。作業員がなにやら作業をしてはいましたが、船らしきものは見当たらない。作業員の 1 人に尋ねると 「船はマスカットへ行った。」 と言われました。私の英語力ではもう一つ要領を得ないので、屋根の下でオマニカフワを飲んでいるディシュダーシャを着た人に聞いてみました。すると英語が出来ないから彼に聞けとメガネをかけ白いポロシャツを着たインド人らしきオッさんを指されました。今日は船を造らないのかと尋ねてみると 「丁度今マスカットへ向けて出ていったところだ。お前は見なかったのか?」 とのこと、見てない旨告げると 「それは惜しいな、残念でした。」 といった旨の返答でした。どうやら今し方、船は完成して出航したところでした。作業員達はその片付け作業をしていたのでした。このオッさんは、どうやら今回のダウ船建造のボスらしい。作業を終えた作業員達やこのオッさんは、船の完成を祝って抱き合っていた。もう少し早起きすればよかったと少し悔しい思いをしました。
夜,海亀見学ツアーへ参加しました。海亀の産卵を見ることは出来たが、海岸は風が強く、波打ち際で飛沫が掛かり長袖シャツを着ていても少し寒さを覚えました。

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 5 AUG 2005

Sur
Surの街並み

フィッシュスーク (魚市場) へ行ってみました。もう 10 時をまわっているからだろうか、モノは少なかった。しかしながら、必ずあるのが鮪でした。しかも新子だ。ニズワのフィッシュスークでもそうでした。造りにして食べたい衝動を覚えました。
スールは小さい街でした。街中を歩いているとこの街の規模の割に、やたらと散髪屋を見かけました。やっていけるのだろうか?否、やっていけてるからこれだけあるのだろう。それだけオマーンの男達は髪にうるさいのか?あるいは髭にうるさいのか?大抵男達はディシュダーシャを着ているから、服装でお洒落をするとしても知れている。ならば、頭髪や髭にお洒落をしているということか、それにしてもとにかく散髪屋が多かった。

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 6 AUG 2005

MutrahFort
Mutrah Fort前 からの眺望

午前中には、マトラのコルニッシュホテルにチェックイン出来ました。インドミュージック付相乗りカローラ(料金3.5リアル)で、スールを 6 時前に発ったのだから当然です。パキスタン料理のレストランで昼食をとり、マトラの街を散策しました。
まずはフィッシュスーク。やはり鮪。しかも小振りのモノが多い。隣は野菜や果物のスークでした。デーツも売っていました。.赤いものと黄色いもの、地元のおばさんは黄色いのを買っていました。やはり黄色い方が美味しいのだろうか? ドバイでは黄色い方が甘みを強く感じましたが、こちらではそれほど違いを感じませんでした。
マトラスークを覗いてみましたが、昼休みでほとんどが閉まっていました。次にマトラフォートへ行ってみました。見学施設ではないので中へは入れませんが、暑いので入口前の陰で休んでいると、人がやってきました。入口の鍵を開けて中へ入っていき、私に手招きして入れというのです。中に入れてくれるのかと思ったら、 20 リアルだと言われました。 「高い!」 「じゃあダメ.」 特に見学したいわけでもですし、別にダメならそれでいいからです。すると、 「 10 リアルでどうだ。」 ときたのです。まだ高い旨告げると、今度は本当に行ってしまいました。 10 リアルの見学料を取る博物館があることを考えれば払って見学してもよかったかも知れませんが後の祭りでした。

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 7 AUG 2005

Grandmosque
グランドモスク

ルートタクシーは、 Sultan Qaboos 通りのグランドモスク前で停まってくれました。マトラから 300 バイザです。しかしながら、近くに横断歩道もなければ地下道も歩道橋もなく、片側 3 車線の幹線道路は時速 100 kmを越えて車が流れていました。車の流れが切れるのを見計らって慎重に横断しました。
モスク内は土足厳禁です。どれぐらいあるのだろうか、相当広い空間に立派なシャンデリアが下がり、一枚物に見えるこれまた立派な絨毯が敷き詰められています。その絨毯の上を青い布地のシートが中央および壁際三面に敷かれています。シートの敷かれていないところ、つまり立派な絨毯の上に直接立って見学していると、監視員に青いシートの上へ戻るように言われました。なるほど、青いシートは見学通路となっていることを知らされました。その監視員に尋ねると、一枚物に見える立派な絨毯は,7枚の状態でイランから運び込まれたそうです。
ルイへ戻り、国立博物館を見学しました。入館料 500 バイザです。三階が展示室とのことです。ところが、展示室は照明が消され暗く、来館者がいないからかと考えながら、「客が来たのだからちゃんと点けて欲しいな。、と展示室に入ると、自動的に照明が点された。なんのことはない、センサーで感知して照明を点けるシステムでした。しかも、展示コーナー毎に照明が点灯するようになっていました。一寸したことかも知れませんが、省エネルギの実践に感心しました。日本では、開館中は来館者の有無に限らず煌々と照明が点されているのにと考えました。

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 8 AUG 2005

palece
パレス裏手

ルイ方面へ行くルートタクシーは頻繁に走っていましたが、オールドマスカット (現地では単にマスカットというようです。) 方面へ行くルートタクシーはどうも少ないようでした。
マスカットの街は人通りが少なく、静かで落ち着いた雰囲気でした。パレスがあり、官庁街だからか、パレスを目指して歩くがあちこち道路工事をしており、遠回りを強いらました。海岸線に出てみると、マトラの Qaboos 港と大違いにきれいな海が広がりました。ミラニフォートとジャラリフォートに挟まれるように、海岸線に面してパレスが建っていました。よく見るとパレスには海岸に沿って砲台が据え付けられていました。砲台が活躍しないに越したことはないが、実際に活躍しそうにないくらい、ここマスカットはのんびりとした時が流れていました。パレス正面へ廻るとここも工事中で、どうやら今マスカットの街は工事真っ直中のようでした。
Bait Al Zubair 博物館を見学、入館料 1 リアル。ここの照明もセンサによる自動点灯システムでした。冷房がよく効いており、汗をかいた身体が冷えました。ゆっくりじっくり見学して外へ出ると、メガネが曇り、カメラレンズも曇ってしまいました。
お昼頃に、マトラへ戻るべくルートタクシーを待ちましたが、全然やって来ない。漸く乗合タクシーを拾って戻ることが出来ました。

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 9 AUG 2005

GrandMosque
国王専用車 (オマーン国軍博物館)

今晩遅くの飛行機で帰国です。午前中、ルイのオマーン国軍博物館を見学しました。入館料1リアル。ガイドの兵士が付き、彼は私に韓国人かと聞いてきました。オマーンでは、大抵中国人かと言われたのですが、韓国人か言われたのは後にも先にもこの時だけです。ガイドと言っても、最初にこの博物館が 1988 年にオープンした旨を説明すると、あとは展示室を順番に案内するだけなので、こちらも気が楽でした。彼によると、兵器の大半は UK (イギリス) から仕入れているとのことでした。それにしても、ここはかつて空港だったようで、その変わり様に感心しました。
昼食をとり、ホテルへ戻りました。 16 時までにチェックアウトすれば、追加料金は不要だからです。しかし、その時間は早すぎると感じ、半日分の料金を払い、 21 時にチェックアウトすることにしました。

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 10 AUG 2005

AIRPORT
シーブ国際空港入口

21 時過ぎルートタクシーで空港へ向かいました。途中でスタンドに寄り給油、約 50 分で空港前に到着しました。料金は 400 バイザです。
シーブ国際空港でチェックイン後、出国手続きに向かいました。警備の空港職員に手続き後両替が出来るかを尋ねると出来ないというので、先に両替を済ませました。日本円には両替出来なかったので、UAEデルハムに両替しました。
ところが、出国手続きを終えて待合所へ出ると、ちゃんと両替所があるではないか、しかしながら、随分とレートが悪く、先に両替しておいて正解だと喜んでいたのですが、免税店でお土産を購入するならは、何も両替することはなかったのだと、うっかりしていたことに気づきました。
ドバイ行き、EK 865 便は 0 時 45 分発のところ、 0 時 59 分に発ちました。 1 時 48 分にドバイ国際空港に到着し、乗り継ぎの関空行、EK 316 便は 2 時 5 分から搭乗が始まるのです。時間がないが免税店へ行き、大急ぎでリクエストの品を探したのです。オマーンでは結局見つけられなかったブランドものスカーフは、期待通りここにはあリました。一安心して、EK 316 便に乗り込み、 3 時 11 分にドバイを発ち、 12 時 36 分。日本時間 17 時 36 分に無事関空に到着しました。

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 旅程表

関空→EK直行便→ドバイへ
Emieates機中泊
ドバイ、シャルジャー市内散策
ドバイ宿泊
ドバイ市内散策
ドバイ宿泊
オマーンへ陸路で向う (ドバイ→マスカット→ニズワ)
ニズワ宿泊
ニズワ・バファラ・ジャブリン観光
ニズワ宿泊
スールへ移動 (ニズワ→マスカット→スール)
スール宿泊
スール周辺を観光。 夜は海亀ツアーに参加
スール宿泊
スール周辺を観光。
スール宿泊
マスカットへ移動 (スール→マスカット)
マスカット宿泊
ニズワ観光
マスカット宿泊
マスカットを観光
マスカット宿泊
マスカットを観光
Emirates機中泊
帰国の途に着く。 (マスカット→ドバイ→大阪)
 
 
大阪在住 石川寿敏 さんからの旅行記リポートに感謝いたします。
投稿頂きましたリポートに関しまして、地域的表現など一部分の修正掲載させていただいています。
 

  公共交通機関の旅

オマーンの道路網は充実されているのでレンタカーがやはり最良の選択ですが、レンタカーの選択肢が無い方の為に実際どのような旅行体験をされたのかをお伝えするために 2005 年 8 月の実体験に基づき大阪在住の石川寿敏さんに制作協力を依頼いたしました。
*このページの文章及び写真は、石川寿敏さんからの提供で全て構成されています。

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 バス

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ルイ・バスステーション
発車時刻表

都市と都市を結ぶバスは、マスカットを起点に考えたとき、サラーラ行き以外は予約が出来ません。バス乗車時に運転手よりチケットを購入することになります。 バスはほぼ定刻通りの運行をしていると考えて良いでしょう。バスには、トイレがありませんが、途中トイレ休憩がとられます。
 ドバイーマスカットを結ぶバスは、事前にチケットの購入が可能、つまり予約できます。 私が利用したときの乗客は6名でしたので、当日でも乗り込める状態でしたが、予定がハッキリしているなら、事前にチケットを購入しておけばよいでしょう。出発時刻は、ほぼ守られています。遅れてもせいぜい15分程度です。
 市内バスは、マスカットで利用できます。しかしながら、私自身も結局利用しませんでしたし、現地の人達もよく利用しているとは言い難い状況です。運行本数があまり多くなく、ルートタクシーに比して、利便性に勝らないためだと思われます。
 なお、バスは国営のONTCと民間のものがあります。私は専らONTCを利用しましたので、民間バスについてはよく分かりません。しかしながら、ドバイーマスカット間のバスでは、ONTCよりも民間バスの方が、料金も安く速いという話を耳にしたことを付け加えておきます。
また、ONTCバスの時刻表は、下記URLにあります。


写真・文:石川寿敏さん

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 タクシー

nizwa
タクシー(ニズワFirq R/A)

オマーンのタクシーは白とオレンジのツートンカラーですので、すぐに見分けが付きます。タクシーについては、いわゆるタクシー(一組の客のみを乗せる)と、乗合タクシー(二組以上の客を乗せる)があるようです。あるようですというのは、結局のところ滞在中最後までよく分からなかったためです。使われている車両に区別があるようでもなく、外見から見分けがつきません。しかし、運転手以外に例えば助手席に1人乗っていたりするのです。この乗合タクシーの料金は、同じ区間を乗るならルートタクシーよりも高いのですが、いわゆるタクシーよりも安くなっています。
 タクシーはメータが付いていませんので、乗る前に料金交渉をする必要があります。言い値では乗らないことです。私は貸し切りでの利用以外に、ほとんど利用しませんでした。理由は、ルートタクシーに比べて値段の差が大きかったからです。また、タクシーの相場を最後まで知ることが出来なかったこともあります。
 また、事前の料金交渉なしに乗車すると下車時に運賃でのトラブルとなること請け合いです。例えば、スールのホテル前からダウ造船所まで、大体150バイザで行けると聞いていました。タクシーに乗る際、行き先を告げ、150バイザでいいかと尋ねたのですが、運転手はそれには答えず、とにかく乗れというので乗りました。下車時に200バイザを渡してお釣りを貰おうとすると、案の定、500バイザだと言ってきます。こちらは、150バイザだと聞いている旨告げると、「それは4人乗ったときの1人当たりの料金だ。」と言い返してきました。吹っ掛けていることは明白ですから、「ではなぜ乗車時にそれを言わない。150バイザでいいかと尋ねたのに答えなかっただろう。」と言い返すと、「分かった、じゃあ料金は要らない。」と言い出す始末です。以後料金は要らないといって受け取ろうとしません。ここがユニークなところなのですが、とにかくこのようにトラブルとなること必至ですので、必ず乗車前に料金交渉をしてください。
 タクシーは高いというのが、私の印象です。例えば、マトラからルイのオマーン国軍博物館まで、言い値は2リアルです。交渉でどんなに頑張っても1リアルよりも安くなりませんでした。ところが、ルートタクシーだと100バイザつまり0.1リアルです。もちろんルートタクシーは博物館の前まで行ってくれませんが、いくらタクシーが博物館の前に付けるからと言っても、10倍も違うのかと考えてしまいます。
 貸し切りで利用したのは、ニズワからバハラフォートとジャブリン城の往復です。言い値は10リアルでした。この時も、事前に大体の料金を聞いており、1〜1.5リアルで行けるとのことでした。ところが、10リアルです。1リアルを希望しましたが、5リアルより安くなりませんでした。こんなこともあって、妥当な料金かどうかの判断がつけられず、タクシーは敬遠することになった次第です。

写真・文:石川寿敏さん

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 ルートタクシー

mutrah
ルートタクシー(Mutrah)

タクシーの名が入っていますが、車両はほとんどワンボックスタイプで、いわゆるタクシーとは全く異なります。色は白で屋根にオレンジ色の行燈が上がっています。マトラのコルニッシュホテルのマネージャは、ミニバスと呼んでいました。但し、ニズワでは1.5ボックスタイプで白とオレンジのツートンカラーのものもありました。が、稀なようです。
 その名の通り、走るルートが決まっています。停留所も決まっているようですが、バス停のように、停留所のサインが上がっているわけではありません。が、街中では大抵人が集まっているので分かりやすいと思われます。マスカットを走るルートタクシーの場合、おおよそバス停留所に合わせて停まっているようでした。
 しかしながら、ルート上であれば、どこでも乗り降りできます。乗るときは、ルートタクシーに向かって、手をあげれば停まってくれます。時々気付いても行ってしまう場合がありますが、焦らず次を待ちましょう。但し、行き先は表示されていませんので、運転手に行き先を告げてから、乗り込むようにしましょう。もし、そのルートタクシーが目的地に行かないなら、行かない旨返事がありますから、間違って乗車することはありません。下車する際は、降りたい場所に近付いたときに車両をコンコンと叩いて知らせます。その音を合図に運転手は車を停めます。もちろん、行き先を運転手に告げておけば、そこへ来たら停めてくれます。
 料金は、例えば次の通りです。
 ルートタクシーは、頻繁に走っており、オマーン庶民の足となっています。安くて便利ですから,オマーンに行かれたら是非利用して頂きたい公共交通です。

写真・文:石川寿敏さん

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 市内乗合タクシー相場

1
マトラ〜マスカット(オールドマスカット)
100Bz
2
マトラ〜ルイ
100Bz
3
マトラ〜グランドモスク
100Bz
4
マトラ〜シーブ国際空港
400Bz
5
マトラ〜シティーセンタ(ショッピングセンター)
400Bz
6
ニズワ市街 〜 5 km 程度の郊外(ホテルがある地域)
400Bz

文:石川寿敏さん

 
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