OMAN navi !! (オマーンへの誘い)

オマーンとは? 

 
omaniwomen
aljabalalakhdar
 

 はじめに

taxistand
Taxi Stand

オマーン・スルタン国は、アラビア半島東部の一角に位置し近代アラビアと古きアラビアの伝統が、融合する唯一のイスラム国家と言っても過言ではありません。
他の湾岸会議機構 (GCC) 諸国と比較すると外国人比率が非常に低く、国民自身がオマーン・スルタン国を動かしていると言えます。
また、オマーンのイメージを砂漠一色と捉えられがちですが、山も海も美しく自然美に溢れています。

top

 ガスの国

qalhatLPG
Qalhat LPG

オマーン・スルタン国は、アラブア半島に属し石油産出国の一国ではありますが、石油よりも多く天然ガスを産出しています。
液化天然ガスは、アルシャルキヤのスール近郊のカルハット港より日本へは、大阪や名古屋へ輸出されています。
私たちは、知らぬ間にオマーンに接しているのです。

top

 気候

sur
Sur

オマーン・スルタン国は、冬の気候は温暖ですが夏は高温多湿です。
夏は意外に湿度が高く首都マスカットではかなりの不快感を覚えます。
マスカットでの気温 40 度以上の感覚は、夏にエアコンの室外機から出る暑い熱風が街に充満しているような感覚です。
また、ニズワなど内陸部では湿度も少なくカラッとしており、夏でも意外と過ごしやすいです。 一方、ドファールは年中常春のようでアラビア半島にいることを忘れてしまいます。
このようにオマーンは南北が長く一括りでは表現することが出来ません。

 
 
1 月
2 月
3 月
4 月
5 月
6 月
7 月
8 月
9 月
10 月
11 月
12 月
最高気温 (℃)
26
27
30
35
39
41
38
36
36
35
30
27
最低気温 (℃)
17
17
21
25
29
31
30
28
27
25
21
18
降水量 (mm/h)
13
25
16
17
5
2
0
1
0
2
7
13
Muscat
top

 旅行時期

aflaj
ファラジ(灌漑用水路)

オマーンへの旅行は 11 月から 3 月が最適でしょう。
湾岸へ初めて訪れられて、40 度以上の気温を体験するのも思い出のひとつになるのですが、思い出が暑さに掻き消される危険性を阻みます。
また、イスラム圏であることから真夏でも半袖は好ましくありません。
ドファール地方においては、7 月中頃から 8 月のカリーフという期間に訪れるよ良いでしょう。
カリーフとは、日本で例えるならば梅雨に似たようなシーズンです。

top

 街の様子

goldsouq
Gold Souq

商店主はパキスタン・インド人などの外国人が多いです。
オマーン人は、イスラム圏でありながら非常に大らかであり女性も私たち同様に普通に生活をしており、街で見かけることも多いです。また、夜は公園やビーチにファミリーで行動することも他の GCC 諸国とはかなり異なるところです。
男性の衣装はディスターシャと呼ばれる オバQ スタイルで、頭にオマーン流ターバンであるムッサル (MAASER) を捲いているか、オマーン流帽子 (KUMA) をかぶっています。
女性の衣装は黒いアバヤを身につけていますが、それは首都や一部の都市だけであり、田舎では艶やかなドレスを身に纏う様相を見かけることが出来ます。
また、オマーンの政府機関は民族衣装を公式な制服として着用が義務づけられています。

top

 携帯電話

gsm
GSM Cellular Phone

携帯電話網は全土で充実しており、欧州規格の GSM が採用されています。
日本で 2006 年現在販売されている携帯電話の一部がローミング機能でオマーン国内で利用が可能です。
地方の砂漠道には GSM が利用可能や次の GSM 利用可能地域まで後 70 キロなどという看板を目にするのもオマーンらしいところです。
また、GSM の携帯端末を保持されているのなら現地でプリペードの SIM カードを購入することで通話が可能です。 1 ヶ月有効なもので 3 リアルから 40 リアルまで多様にあります。残高が無くなればチャージも可能です。

top

 ビーチ

whitebeach
Eastan Sea

オマーンの海はとても綺麗ですが、海流が速く遊泳禁止の場所がほとんどです。
遊泳可能なビーチがきちんとありますので指定されたところで遊泳してください。イスラム国家ですのでビーチで遊んでいるのは欧州人が大半ですが、海岸で遊ぶオマーンの女性も見かけられます。
また、海の透明度の良さからダイビングにも適しています。海の中からのオマーンも楽しめます。マスカットではアル・ブスタンホテルなどで詳細をお聞き下さい。

top

 ラマダン

ruwi
Ruwi

ラマダンの時期は、旅行を避けられた方が賢明です。
イスラム暦の 9 月(ラマダン)が断食月であり、日の出から日の入りまでは飲食厳禁です。 故に日中は食堂やレストランのほとんどが営業をしていません。
私たち外国人異教徒の場合は、ホテルの部屋での飲食は可能ですが、ホテルのレストランでさえ営業していないところもありますので注意してください。 また、コンビニエンスストアーなどでの飲食物の購入は可能です。
2008 年現在は 8 月から 9 月がイスラム暦の 9 月 (ラマダン) に当たりますので、この時期に旅行を計画されている方は十分考慮してください。 また、喫煙に対しても飲食同様に厳禁です。

top

 

freshmango
Fresh Mango

イスラム教のコーランに基づき厳禁ですが、ホテルやバーでは欧州系ビールの飲酒が可能です。
勿論、泥酔状態での外出は厳禁で処罰の対象にもなりかねません。

top

 クレジットカード

cards
Credit Card

オマーン国内では、カード決済が懸命でしょう。
現金の支払いでは、リアルに交換する際に両替手数料が発生しますので、手数料が少なくて済むカードの利用が懸命です。
マスターカードや VISA カードは、ほとんどの商店で支払いが可能です。
アメリカンエキスプレスカードは、商店側が支払う手数料が高いことから敬遠されたり断られる事例がありますが、ホテル、レンタカーや高級香水店などでは問題なく支払いが可能です。
また、ガソリンスタンドなどでも近年カードが利用出来るところも増加しています。

top

 チップ

omanicoins
Omani notes and Coins

オマーンでは、国際級ホテルなどにおいては諸外国同様にチップの支払いが必要です。
チップは 1 アメリカドルが世界の目安ですので、オマーンの通貨では約 400 バイザが目安でしょう。

top

 住所と郵便

omanipost
ハンジャル型ポスト

郵便事情は日本とは異なり私書箱制を採用しており、住所表記は地区ごとの郵便局のP.O.Box (私書箱) で表記されています。
つまり個々の住宅や企業へ直接配達されず、郵便物を郵便局へ取りに行くという習慣があります。 この私書箱制度は、GCC 諸国共通であり、定住以前の遊牧生活の名残を今に残しているといえます。
タクシー移動の場合は、私書箱で行き先を指示しても移動出来ないのは当然です。
目印の建物 (ランドマーク) や通り名で行き先を指示するのが慣例です。私たち旅行者は、観光地やホテル名を告げることにより、ほぼ問題なく移動することが出来るでしょう。

top

 写真撮影

tiwi
Tiwi

軍事施設や国境施設、政府関係庁舎や各国大使館施設、博物館の展示物などを除き、写真撮影に制限はありません。
問題は、人物の撮影です。オマーン人は写真撮影を嫌う傾向があり、特に女性の写真撮影する時には十分な配慮が必要です。 男性に対しても撮影許可を頂いた方が無難です。また、風景に人物が同化するレベルの写真であれば問題ないと考えられます。
オマーンの方々を撮影する際のポイントは仲良くなることに他なりません。
また、オマーンは高温多湿のため、クーラーが効いたホテルや乗用車からいきなり 40 ℃ 以上の外気にビデオカメラやカメラなどを触れさせると速攻結露を起こします。
レンタカーの場合などは、目的地到着の 20 分くらい前より車内に外気を取り込み、温度差を縮小させることをお勧めいたします。
砂丘は、砂の粒子が非常に細かく、精密機械であるカメラ等の取り扱いには十分注意をはらう必要があります。

top

 インターネット

internetcafe
Internet Cafe
(写真:マスカット在住
キリギリスさん)

国際級クラスのホテルの部屋には LAN 回線のジャックが装備されています。
また、ビジネスラウンジを利用されるもの良いでしょう。 1 時間 700 バイザ程度です。
また、近年マトラやルイにはインターネットカフェが出来ました。
料金は、平日 1 時間 300 バイザ、休日 400 バイザで、30 分だと 200 バイザ程度です。
日本語で入力出来る PC はありませんが、日本語を閲覧出来る環境の整った PC がいくつかありますのでリクエストをしてみてはいかがでしょう。

 
stamp
 
copylight
inserted by FC2 system